うぉぉりーのおかんがえ

思ったことや趣味、感想記事などを自由気ままに書きます。

ビジュアルノベルという媒体

みなさんこんにちは、うぉぉりーです。

いかがお過ごしでしょうか、ぼくは金恋を読み直してまた泣いたり、いろいろしてました。

さて、今回は僕がハマったエロゲに用いられている所謂「ビジュアルノベル」という媒体について思ったことを書いていきたいなと思います。とはいっても、エロゲをプレイしたことのある人なら誰しもが思うようなことですので、お前もそう思うのね程度に見ていただけたら幸いです。

ビジュアルノベルは各媒体のいいとこ取り

まんまですが、ビジュアルノベルは今用いられてる小説やアニメ、漫画などのものの長所を取り入れ、それに加え、ゲームでしかできない演出などが加えられた素晴らしい媒体だと思います。なぜそう思うかについてですが、まずは各媒体の特徴から書き綴っていきたいます

 

1.小説

想像の通りだとは思いますが、小説の特徴は文字ならでの表現と尺の自由さですね。アニメや映像作品では表現できないような主人公の心情などが表現できるのは、やはり文字ならではだと思います。尺の自由さに関しても映像作品ではアニメを全12話で完結させなければいけないといったような制約があったりしますが、小説はそれがないんじゃないんかなと思います(業界の事情はわからないので、断言はできませんが。)

ですが、利点がある反面、劣る点も存在します。やはり文字だけだと情景を想像しにくかったりだとか、キャラのイラストが無い作品とかだとキャラの姿や声さえもあやふやですしね。そこは自分の好きなようにできるから問題ないという人もいるかとは思いますが、やはり理解のしにくさといった点があるのも事実かと思います。

 

2.アニメ等の映像作品

こちらも説明するまでもない感じもしますが、特徴を説明します。まず利点ですが、アニメ等では激しいアクションなどでの視覚的な表現の自由度が高いです。そこはビジュアルノベルよりも上というのは明らかなことですね。またBGMもあり、声もあるので、そこはビジュアルノベル並の演出ができる上、手軽さといった点でもいいものだと思います。

その劣る点としてはですが、やはり先述の通り尺の制約があるのと、心情表現などの繊細な表現において、文字を用いた媒体と比較すると表現が希薄なものとなってしまう点です。全25話でうまくまとめてる作品などはありますが、やはり原作と比較した場合に尺の都合で削られている場面も多いので、作品の全容などをしっかり理解したい方には向かないものとなってしまいますね。その分、手軽なのですがね。

 

3.漫画

尺の都合もそこまでなく、イラストもあってわかりやすいですが、その分器用貧乏な印象があります。なぜかというとですが、文字による心情表現の深みもなければ、声やBGMもない上に視覚的な表現ではアニメに劣るからです。バランスがいいと言えばそうですが、やはりビジュアルノベルというものが存在してしまう以上は、どうしても器用貧乏な印象を受けてしまいます。

 

さて、いわゆるオタクコンテンツで用いられてる媒体を取り上げてきました。その上で、これらのコンテンツの利点を取り入れた上にゲームならではの演出を取り入れたビジュアルノベルという媒体がもつ強みに関して述べていきたいと思います。

まずやはり、文字での表現での主人公の葛藤などの心情描写ができることや、イラストや立ち絵などで視覚的な表現ができること、BGMや声があることです。言ってしまえばこれだけとも言えるのですが、ビジュアルノベルの強みはこれらが同時に訴えかけてくるという点です。文字で心情描写や、印象的なシーンを文字ならではの表現で読み、感じ入ってるときに、そこにイラストなどの視覚的情報やBGMや声など、ビジュアルノベルという媒体がもつものすべてを用いて表現してくるので、そのシーンに対する印象などが他の媒体とは段違いですし、これが感動的なシーンともなると涙がボロボロでることは間違いないと思います。このようにシーン対する印象づけ方が圧倒的なのが一番の強みであるのですが、それに加えてゲームであることを利用した演出があります。

昨年話題になった「DOKI DOKI Literature Club!」という、Steamで無料で配布されているビジュアルノベルを用いたゲームがあるのですが、その作品ではプレイヤー自らが、PC内のファイルを操作してゲームを進行させるといった演出があり、これはすごいなと思いました。作者がビジュアルノベルに関してかなり意欲的であり、まだまだ色々な表現手法が編み出されていくのであるんだろうなと、新たな可能性も見えました。

 

最後に

ビジュアルノベルという媒体に触れてみて、その素晴らしさを感じたので、各媒体と比較しつつ、その強みなどを上げてみました。ビジュアルノベルの劣る点を強いて上げてみるとすれば、エロゲの価格が高いこともあり、各媒体の中で一番手が出しにくいといったところでしょうか。それでも、その値段分の価値はあると思います。今回は少し評論みたいな堅苦しい内容になってしまいましたね、もう少し柔らかい文を書きたいとは思っているのですが、なかなか難しいです。

以上が記事です。今回はこんな内容ですが、最後まで読んでいただいてありがたいです。ではまた次に記事でお会いしましょう。