うぉぉりーのおかんがえ

思ったことや趣味、感想記事などを自由気ままに書きます。

【金恋GT感想】金色ラブリッチェ GOLDEN TIME感想(ネタバレあり)

みなさんこんにちは、うぉぉりーです。

 つい先日金恋GTを終わらせたので感想記事の方を書いていきたいと思います。本当は発売日に受け取ってすぐやって、記事も書こうと思っていたのですが、アマガミにドハマリしたりなどしてだいぶ遅くなってしまいました。

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 さて、今作はサガプラでは珍しいFDですが、以前の記事で少し思うところがあると言ったように、不安ではありました。前作で綺麗に物語がまとまっており、続編を作るべきないようではなかったと思うからです。

 

 さて、そんな本作ですが、結論から述べてしまえば面白かったですし、いい作品だと思います。

共通√でのミナちゃんと絢華を自然な感じでメインヒロインの立ち位置にしていったのは上手いなと思いましたね。

また個別での絢華√もミナちゃん√もキャラゲーとしてかなり楽しくプレイすることができました。

 ぼくは絢華が好きなのですが、期待通りのエッチさで最高でしたね。やはりケツがでかいのはよい。

日常の部分が楽しく読めるのがこの作品の良い部分ですね、パロディネタなどを少し挟んでいたりして、時折笑っちゃいながら読んでいました。

本題

 ここまでは絢華√やミナちゃん√の話をしてきましたが、ここからが本題です。

本作にもグランド的なもので理亜√があるのですが、そちらの方の話をしていきたいと思います。

これこそ、不安な要素であり、どういう物語が描かれるのだろうと期待半分不安半分といった感じで読み進めていました。

それこそ理亜の病気が都合よく治ってハッピーエンドとかだったら、前作の否定にほかなりませんしね。

本作のシナリオは賛否両論といった感じになりそうなものではありますが、ぼくはどちらかというの好きです。

前作ほど「かっこよさ」「金色」といったテーマが提示されていなく、本作では「色とりどり」といった言葉が新たなテーマであると思います。またこれは自分の考え過ぎかもしれませんが、「可能性」という言葉もテーマの一つであるかと思います。本作では「可能性は誰にでもある」という言葉が度々でてきたと思います。状況的にはただ、誰でも恋人になり得る程度の意味とも解釈できますが、それだけでないと僕は思いました。

 さて、そんな本編とは別のシナリオであるところから、この金恋GTの理亜のシナリオは別の可能性の話であるのですが、「色とりどり」というテーマ通り、理亜が金色以外の色を見つけてその色を選んだ生き方となっています。

 シナリオの序盤では前作と同じような金色の時間を生き、綺麗引き際で死にたいといった価値観を持っていた理亜でしたが、央路に「それだけでは不安だ」と言われ不安になり、シルヴィとその事を話しました。そこでシルヴィから金色以外の色も素敵だし、金色以外の時間も素敵だと思うとのようなことを言われます。

 このことをが確実に理亜にとって刺激となっていたんだと思います。そして、グリーンフラッシュで緑色が見えたことがきっかけに、脳腫瘍の状態が変化し、それに伴って理亜の体質にも変化が生まれます。

 央路との子供を授かり、理亜は自分の信じた金色以外の色のため、要は子供をちゃんと産むためだと思いますが、ソルティレージュに渡ります。

理亜の身での出産は危険を伴うものであり、読み進めながらどうなるんだろう?と思っていました。

 既プレイの方はご存知かと思いますが、無事出産をすることができ央路との幸せな家庭を築き、Orohoraの指輪の箱に金色とは別の色である銀のラブリッチェマークを入れて、それを湖に投げ入れることで物語は幕を閉じます。

みなさんはこの金恋GTの理亜のシナリオをどう思いましたか?

 先述の通り、賛否両論分かれそうなものですが、僕は好きです。前作とは異なったテーマで描かれているのが今作の物語だとは思うのですが、ご都合主義的に感じるところはあると思います。主に脳腫瘍の変化や、生存率の低い出産で理亜が生き延びるところですね。

でも、僕はこれでいいと思っています。今作は別の可能性を示したシナリオというのもありますし、テーマ性が前作とは異なっているからです。前作のシナリオで理亜が都合よく生き延びました!とかでしたらめちゃくちゃですが、今作は逆に死んでしまうほうが微妙な終わり方になってしまうのではないか?と思いました。正直、テーマ性が弱いですし、本作で死んで終わりだったら、それこそ前作のシナリオを劣化させたものとなってしまうと思います。

 なら、この本作のシナリオはご都合主義でもいいから、前作とは別路線の物語を描いたほうがいいと思うので、これで良かったと思います。「if世界だから」「テーマが違うから」といったことを言ってしまうと、極論、なんでもありになってしまうのは理解していますし、これらはある種の前作の否定にも繋がります。

その上での僕の感想、意見です。金恋GTの理亜のシナリオも普通に面白いものになっていますし、前作との比較等をせずに一つの物語として見るといいものであるのは間違いないと思います。しかし、比較してしまうとやはり前作の方が物語のテーマ性の強さや綺麗さは上ですし、前作がいかに名作だったかがわかるような気もします。ただ、本作がファンディスクということもありますし、こういった別の可能性の話を見れて楽しかったです。

追記

 先日、アペンドシナリオも終わらせ全ルートをやり終えたのですが、前作にもあったEXTRAの演出の内容が今作のは正直言って蛇足だと思ってしまいました。前作のものはシナリオの内容もあってか、感慨深くというかそういった感じでみることができたのですが、今作のは褒めることができるポイントがないです。既プレイの方はご存知かと思うのですが、あのシルヴィの「ね!涙はいらないでしょ?」ってセリフがどうしても、「こんどはハッピーエンドだっただろ?」みたいなニュアンスに僕は感じてしまいます。別に前作のエンドがバッドエンドなんて思ってないですし、あれは物語としてテーマ性にあったとても綺麗な終わり方だったと思います。しかし、今作の演出のあのセリフだと前作と今作の理亜√を比べてるような感じがしますし、前作を否定してる感じがあるのが否めないです。良いFDだなと思っているのですが、これだけが残念でしたね。

 

終わりに

  以上が感想になります。僕自身、金色ラブリッチェが大好きなので、このファンディスクはいいものだったともいますし、作品ファンならやるべきだとは思います。キャラゲーとしてのクオリティの高さは前作同様ですしね。アマガミや、隻狼にハマったりで久しぶりのエロゲでしたが楽しく読み進めることができました。

 次回の記事はまだ未定ですが、先日、素晴らしき日々のリマスター版を購入したので、次にプレイするエロゲ自体はこれですね。ただ感想記事にできるかはわからないです。

ということで今回の記事は以上です。読んでいただきありがとうございました。